TPN班会議 議事録
NPO多摩胃ろう・摂食えん下ネットワーク
令和5年度 7月17日TPN班会議 議事録要旨
日 時:令和6年7月17日(水) 19時00~20時15
会 場:オンライン会議(Zoom使用)
参加者:宮本 白井 浜本 淵野 近藤 水野 宮脇 佐田野(他7名)
報告事項
①リーフレットのテーマ
胃ろうの不安を取り去って、その中で栄養経路の中で胃ろうの役割について
担当 水野先生
「Care of Life」水野先生と愛生診療所 蓮村先生の共著
内容は、胃ろうバッシングの経緯から胃ろうが悪となった背景は、医師の説明不足、患者様は、
胃に穴をあけてまで生きるなんてという考えもある。
胃ろうの重要性や生と死の問題まで踏み込んだ超大作。
宮本:栄養投与の経路と選択、その中での胃ろうの位置づけから胃ろうは最終手段ではない。
淵野:おおむね賛成、胃ろうは延命手段ではないし、食事の手段として市民に理解していただくことは大事。
水野:Care of Lifeは、二人の対談形式でまとめた。
宮本:内容にボリュームがあるので分けて考えるのかシリーズにするのか考える必要がある
提案としては栄養経路として経腸、経静脈(末梢、IVH)等があってその中で胃ろう
の位置づけや最終手段ではないこと、そして元に戻すこともできること。
水野:その方向でいいと思います。リーフレットはあくまでも参考でいい。Tube Feeding自体の位置づけを市民や医療関係者に理解していただくこと、
経腸栄養の保険点数が変更されたので慢性期医療においてTPNから経腸栄養への切り替えが無理に行われている可能性もあるし
きちんと議論を重ねていく必要があると思います。
在宅へ移行していくためのTube Feedingの流れと胃ろうの選択肢はどういうことなのかを市民に理解していただくための
リーフレットを作る必要があるかなと思います。
わかりやすく簡単にTube Feeding又はTPNの流れをリーフレットにする、核論として胃ろう選択する意義は、経口摂取以降であったり
ターミナルケアのツールで在宅で速やかに痛みもなく在宅胃ろう交換もできるという未来予想図を議論するための本来の流れだと思う。
宮脇:あくまでもリーフレットなので栄養療法のまとめとそれぞれの長所短所をまとめるといいと思う。
水野:Tube Feedingだけでも経鼻胃管、P-TEG、腸ろう、胃ろうとCVポート、皮下輸液、末梢点滴を含めた終末期における栄養補給のあり方の
さわり部分を理解していただければいいと思います。
宮本:今のデバイスの問題は、医療従事者や専門家に向けてのセミナーも考えています。
1番目のリーフレットと市民公開講座に関しては初歩の初歩でいいと思う。
専門家向けのセミナーに関して講演後にざっくばらんに議論する場があった方がいいと思う。
①リーフレット ②市民公開講座 ③専門家セミナーについて議論していきます。
水野:リーフレットは簡便に、専門家向けセミナーは別途で、市民公開講座はデバイス点滴等をいじってもらう、
さわって触れるセミナーのような形がわかりやすい。
佐田野:大筋いいなと思います。専門家セミナーで実際の具体的な勉強をしたい。市民公開講座の対象者次第で変わると思う。
淵野:「最後まで自分らしくどう生きていくか」というテーマで講演する。ACPや終末期のお話もする。
あくまでも胃ろうの適応等についてお話しする。認知症の末期で食べれない方の胃ろうは違うと思う。
今、食事がしっかり入ることで歩けるようになる患者様もいるというようなお話をします。
市民公開講座をすごく幅広い、正しい知識を提供するスタンスでいいと思う。
水野:市民公開講座はすごく難しい。ばらつきが大きい。コンセンサスがないので難しい。
基本の基はやらなければいけない。
宮本:市民公開講座は、11月10日(日)13:00~日医大多摩永山 講堂で50~70名
多摩市民は高齢者が多い。フレイル&サルコペニアに興味がある。
入り口をフレイル&サルコペニアにした方が集客できる。
近藤:専門家セミナーを9月に行うのは、タイムライン的に厳しい。
11月市民公開講座を二部制にするのはどうでしょう?
宮本:午前と午後の二部制は、厳しいと思う。市民公開講座に専門家向けを足した方がいいと思う。
リーフレットのタイムラインは、原稿アップを9月末でデザイナーに提出して印刷するまでは、11月10日に間に合うと思う。
印刷配布は市民公開講座後に行ってもいいと思う。
担当は、水野先生にお願いいたします。8月初旬にラフ案いただく。
宮本:市民公開講座の講師について
座長 水野先生 演者① 宮脇先生(栄養投与経路や胃ろうの入門編)演者② 西山先生(滋賀PEG)ご都合確認する。
近藤:水野先生にデバイスをお願いしたほうが良いのではないでしょうか?
デバイスも動画もお持ちですよね。
水野:資料作成のお手伝いはできるがスタッフの中で演者がいればいいと思う。
実地に関わっている方の方がいいと思う。
看護師の藤原さんに実際に困っている事例を相談する形式がいいのではないか?
藤原「P-TEGさわったことないからできない」
水野「P-TEGさわったことないのか・・・」などの寸劇などがいいと思う。
宮本:まとめ
リーフレット 水野先生担当で進めていただく。
9月までに原稿アップ10月中に印刷、11月の市民公開講座に間に合わせる。
市民公開講座はセミナーと合わせるので、市民と専門職を対象として
演者・座長は宮脇先生と水野先生
一般実地リーダーとして藤原さんに寸劇等でお願いする。
「もし家族が胃ろうと言われたら!」だけで集客できるのでサルコペニアやフレイルを入れなくてもいいという結論になった。
②初参加ごあいさつ
歯科衛生士 白井先生のお嬢様 初参加
白井先生の奥様も臨時参加。
東京医科大学八王子医療センター 脇田さん(検査技師)中谷さん(検査技師)井上茜さん(管理栄養士)
③HPの改定て
IT担当 浜本さん
PCサイト 「疑問不安なんでも話せる井戸端会議」に変更しました。
内容を別添付いたします。
スマホの方にLINEで相談内容が飛ぶようになっていく。
スタッフ間のLINEで相談して回答していく。他の人の回答も全員が見れる。
垣根の低いコミュニケーションが取れると思う。
答えた時に職種が出る。
井戸端会議という内容の説明はPCでは。出るようになる。
パンフレットからのQRコードからTOPに飛ぶ。そこから井戸端会議を選ぶ。
稼働予定は、11月の市民公開講座を目安にします。
次回会議日程:2024年9月11日(水)19時
文責:近藤