TPN班会議 議事録

NPO多摩胃ろう・摂食えん下ネットワーク
令和5年度 第4回TPN班会議 議事録要旨

日 時:令和6年3月27日(水) 19時00~20時15

会 場:オンライン会議(Zoom使用)

参加者:宮本、白井、藤原 山川 浜本 淵野 佐田野 羽賀 後藤、山本 近藤(順不同)

報告事項
①   リーフレットNo5配送完了のお知らせ
    3月27日に有志メンバーで配送完了
    印刷数は、1万部。
    柔道整復師会、東京医科大学八王子医療C,グリーングラスクリニック
    届いていないとのことで、近藤が確認して配送する。
    みやもとCLでスタンドが足りないので、追加する。
    他にもスタンドが必要な施設をヒヤリング。

②   山川さん、内容的にわかりやすく見やすくできていた。
    白井先生、まだ付いたばかりで患者様も少ないので感想はこれからヒヤリング。


協議事項
①   次年度計画について
    年間予定については、リーフレット、市民公開講座等が主となる。

② リーフレットについて
    現在のシリーズ第2段の3番目のテーマは、【栄養補助食品について】山川さんにお願いする。

    シリーズ第3弾のテーマを何にするか?
    近藤「市民公開講座のテーマが胃ろうとは?だったので、胃ろうの流れがいいかと思うが、
    現場がケア等についてどれだけ困っているか?」

    藤原「ケアについては現場看護師が理解しているのでリーフレットにするほどでもないと思う、
    それよりは胃ろうにする前にどのくらい飲んだらいいですか?どれくらい食べればいいのかという質問の方が多い。」

    宮本「市民公開講座の質問や初野先生からの質問もあったが、胃ろうを始めるタイミング、社会的、精神的な部分に触れてもいいと思う」

    淵野「診療報酬制度自体が、在宅にいかに早く帰すかという内容になっている、病院での胃ろうのトラブルは少なくなっているが、
    医療と介護の連携で在宅の現場では胃ろうを初めて見る方もいるので、介護職員に向けてのケア指導をしてもいいのかもしれない」

    宮本「リーフレット第3弾については、ゆっくりと時間をかけて話し合うというスタンスでOK。」

    山川「シリーズ第3弾は、胃ろうでいいと思う。在宅で食べれなくなってきたときに胃ろうの話が出てくる。
    胃ろうというと開けてしまうと永遠だという思い込みがある。
    ここに医療従事者と介護者のギャップがある。はじめて胃ろうと言われたら?というテーマもいいと思う。
    選択の仕方というリーフレットもあっていいのかなと思う。開けてよかったという方もいる。」

    淵野「いいと思います。終末期の胃ろうと治療のための胃ろうも分けて考えられるといい」

    近藤「胃ろう+AC的なものが一般的になるといいと思う。滋賀の西山先生のかるたもブームになっている。
    そういった考え方が一般的になれば介護する人もされる人も少し楽になっていくという一助になればいいかと思います。

    藤原「医療の流れとして、消化管を使いましょうという流れがある。
    中心静脈カテーテルからの高カロリー輸液をしないと経鼻チューブで帰ってくる。これは結構しんどい。
    それであれば胃ろうカテーテルを入れてかえってきて、お楽しみは口から少しという方がいい。経鼻チューブで10年はしんどい」

    宮本「それが胃ろうNTの原点。何年もかけて啓蒙してきたけど、やはり繰り返していく必要があるのかなと思う。」

    白井「知識としては聞くが、肌感覚としてない。
    健康センターで嚥下評価をしていた時に、飲み込みができない患者様がいて多摩南部地域で診断してもらったら、
    胃ろう造設しないといけないという風になった。患者様の施設が、胃ろう造設するといられなくなるということで
    さいたま県に施設を移られたということでそのあとは、わからない」

    佐田野「大学病院では、胃ろうを勧めている施設も胃ろうをつくって受け入れる施設も増えている。
    胃ろうだけではなくどのような栄養の選択肢があるのかという内容をリーフレットでお知らせしたらどうか?」

    山本「まさに言いたいこと、口から食べれないときの栄養ルートの選択肢をお知らせしました方がいい。」

    淵野「在宅療養とACTの講演をすることが多い、口から食べれないときの選択肢をきちんと説明すると良く理解していただくことが多い」

    宮本「まとめとして、どういうときに胃ろうになるのか、口から食べれなくなった時の
    栄養の選択肢についてという内容でいいのではないでしょうか?」

③   市民公開講座
    時期は、11月。場所は日本医大の講堂を予約したい。
    内容は、考えておいてください。

④   HPについて
    浜本さんからの提案。
    専門職がお答えします。
    NPO法人多摩胃ろう・摂食えん下ネットワーク 知恵袋
    内容添付します。
    パンフレットのQRコードから同様のテーマについて深くこたえられるようにしたらよいのではないか?
    とても素晴らしい内容なので、進めてほしいとのこと。


次回会議日程:2024年5月29日(水)19時
議題:次年度計画についてみなさん、2024年度にやりたいことたくさん考えてきてください。

                                     文責:近藤

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