摂食嚥下班会議議事録

NPO多摩胃ろうネットワーク
平成26年度第1回摂食嚥下班会議およびPEGパス会議議事録(要旨)

日時:平成26年6月18日(水) 19時00分~

会場:新天本病院

参加者(敬称略):宮本、津久井、佐々木、折原、渡部、淵野、門脇、岡島、羽賀、蓮村、木下、前田、池田、
五十里、廣瀬、大津、浜本、信夫

 

※大塚製薬より、半固形ラコール製品のご紹介

議題
第一部 摂食嚥下班会議
★ 事例検討会と情報交換
① 繰り返す誤嚥性肺炎は、家族の認識の甘さやPEGに対する誤解が多くみられる現状がある。
  肺炎を治してほしいと救急車で運んでくるが、肺炎を治してもその先どのように生きていくのかが見えてない。
  当たり前にできていた食べることへの認識を対象者自身だけでなく、介護者・医療者も含めて改める必要があり、
  そこにどのようにアプローチしていくかが課題となる。
② 在宅医240名に調査したら、PEG扱う医師は6名のみだった。看取りのシステムが今の社会では特別なこととなってきている。
  また、ケアマネージャーから、医師の影響はとても大きく、家で死ぬということは覚悟がいる特別のことのように
  なっている。
  PEGが特別扱いされている風潮にあるが、食事再開のステップのひとつであることの啓蒙活動を行うことも大切だと思う。

★ 今後の活動方針について
対象者の身近にいる人の気づきと相談を受ける側の体制づくりが必要。
① 市民向けの啓蒙活動 → 地域活動をサーチして協力、PEGは怖くない・・などの
              パンフレットを作成、
② 医師向けの啓蒙活動 → 宮本Dr、蓮村Dr、津久井Drを中心に周辺の医療者に
              アプローチする方法を検討していく

★ その他
① 日医大多摩永山病院の外来で宮本医師がVEを始めました。
② PDNからVE研修会の案内出ています。(別紙配布)

第二部 PEGパス会議
★ 実績報告(別紙配布)
2010年5月~2014年3月までのIT化活動データを報告。5年間で217名の方に、造設64件、交換670件のITパス運用を行った。
ホームページは毎年アクセス件数増加しており今後も運用継続していく。リアルタイムな情報発信ができるよう協力していく。

★ 総務省事業についての説明
NPOと多摩市との5カ年契約が終了したため、3月末をもってIT化の活動は終息。

★ 愛全診療所 蓮村先生より
6年前からPEG内視鏡で嚥下評価を行っている。今までの経験と実績から特養では介護職の人達が利用者を最もよく
知っているため、情報もらうことも多いとのこと。

その他
★ 6月21日のセミナー開催の打ち合わせ
多摩胃ろうネットワーク講演会「誤讌性肺炎の予防」について堀内先生に講演していただく。
13時30分~15時30分の講演会なので、お手伝いできる方は12時45分に現地集合。

★ 事業報告
5月12日開催した理事会総会報告(別紙配布)

★ TYD浜本さんよりアプリケーションの作成状況
スマートホン対応でWeb上稼働OK、7月中旬には試行できるよう調整していく予定。

★ 多摩胃ろうネットワークの相談
患者会は近隣で行われていないか、との問い合わせを受けた。
今後は対象者及びその介護者のネットワークにも目を向けていく必要があると思う。


次回の班会議予定
平成26年9月17日(水)19時~
新天本病院にて